薬剤師の職場と転職

薬剤師の転職

薬剤師の離職率も高めです。それは、薬剤師の男女比率が男性に比べ女性が高いことも理由のひとつです。結婚や出産、育児のために職場を離れることが多い女性が多く働く薬剤師の世界では、その後復職するなどの理由から転職する人も多いということになります。また、転職の理由に、収入を上げる目的でする場合もあります。薬剤師の収入には年齢差も関係していますが、地域差も大きいのです。薬局や病院などが密集する主要都市では、薬剤師不足と叫ばれる現在においても飽和状態になっており、逆に地方では薬剤師不足のため、収入を上げて薬剤師募集に躍起になっています。

 

そのほかに、薬剤師という資格を持っているのに、薬局などではその知識や技術が活かしきれないことにジレンマを感じ、開発や臨床試験の分野に転職を考える人も多いようです。開発や臨床のような現場では、接客業をする必要がなく、知識や技術も活かせ、何より長く働く事が出来るという理由で、転職するということです。

 

しかし、薬剤師は専門職であるが故に、転職には実務経験が必要になり、特に開発に携わる製薬や化粧品、化学薬品メーカーなどは、経験者優遇となっていることが多いようです。しかし仕事の内容などから、1年から3年の早い時期に転職する人が多いのも現状です。